宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日の土曜日、再使用型ロケットの試作機について、初めてとなる離陸・着陸試験に成功したと発表しました。
今回の成功は、アメリカの宇宙企業スペースXが先行する、打ち上げコスト削減技術の分野で日本が前進したものと受け止められています。
試作機は、秋田県能代市にあるJAXAの試験場から打ち上げられ、高度およそ10メートルまで上昇した後、着陸しました。
JAXAによりますと、飛行時間はおよそ40秒でした。
打ち上げ作業を指揮したJAXAの伊藤隆さんは記者団に対し、「このプロジェクトには非常に長い時間と労力を費やしてきました。試作機が問題なく離陸し、着陸できたことに大きな安堵を感じています」と述べました。
伊藤さんは、試験が完全に成功したかどうかを確認するため、今後データを詳しく分析するとしたうえで、「非常に有益なデータが得られたと確信している」と語りました。
日本は、国内のロケット産業の国際競争力を高めるため、技術開発を進めています。
日本の主力ロケット「H3」は、人工衛星を軌道に投入する以前のミッションが失敗に終わった数か月後の6月、打ち上げに成功しました。












