外務省関係者から得られた情報によりますと、フィダン外相はカタール訪問中の会談で、戦略的パートナーシップを基盤に発展してきた両国関係や地域情勢について、幅広く協議する予定です。
フィダン外相は一連の会談で、カタールに対する攻撃を受け、トルコの強い連帯と支持を改めて表明する見通しです。また、今年トルコで、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領とカタールのタミーム・ビン・ハマド・アール・サーニ首長の共同議長の下で開催が予定されている「第12回高級戦略委員会」の準備状況についても確認します。
防衛協力と地域外交を重視
フィダン外相は、地域の最近の情勢が、軍事・防衛分野における協力の戦略的重要性を改めて示していると指摘する見通しです。
また、地域問題は「地域の主体性」という考え方に基づき、外交を通じて解決することが重要だと強調するものとみられます。
さらに、経済の安定とエネルギー安全保障にとって重要な「連結性」の分野で、両国の協力を強化することについても協議される予定です。
湾岸地域の安定とガザ和平計画も議題に
会談では、湾岸地域の安定も主要な議題となる見通しです。
フィダン外相は、湾岸地域における対立を恒久的に終結させ、緊張の再燃を防ぐために進められている外交的取り組みや仲介努力について意見を交わす予定です。
また、ホルムズ海峡における航行の安全を完全に確保することの重要性を強調するとともに、地域の安定を損なうイスラエルの活動に警戒する必要があると指摘する見通しです。
さらに、ガザ情勢や「ガザ和平計画」をめぐる最新の動きについても協議される予定です。
二国間貿易の目標は50億ドル
トルコとカタールの関係は、2014年に構築された戦略的パートナーシップの枠組みの下、あらゆる分野で深化を続けています。
両国間の最高レベルの制度的枠組みである高級戦略委員会の前回会合は、2025年10月22日にドーハで開かれました。
経済関係も拡大しています。2025年に11億ドルだった両国の貿易額を、今後50億ドルに引き上げることを目指しています。
この一環として、2025年8月1日に発効した両国間の貿易・経済連携協定が、貿易関係の発展に大きく寄与することが期待されています。
フィダン外相がカタールを訪問するのは、2026年5月11日から12日以来となります。















