トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は、イスタンブール征服573周年にあたり、この出来事を単なる歴史的な軍事的勝利ではなく、都市に平和、安全、そして再生をもたらした歴史の転換点であると位置付けました。
エルドアン大統領は29日の金曜日、AK党イスタンブール支部がハリチ・コングレスセンターで開催した記念行事「イスタンブール征服から心の征服へ」に出席し、1453年の征服に参加した方々を追悼しました。
エルドアン大統領は、「573年前の今日、イスタンブール征服に参加し、この街の城壁の前で殉職した方々、そして功績を残したすべての先人たちを追悼します」と述べました。また、「わずか21歳でイスタンブール征服を成し遂げた偉大な指揮官、ファーティフ・スルタン・メフメトを深い敬意をもって偲びます」と語りました。
さらにエルドアン大統領は、イスタンブール征服について、「単なる大勝利でもなく、単に一つの時代を終わらせ新たな時代を開いた出来事でもない」としたうえで、「世界屈指の都市において、闇が光へと変わる転換だった」と表現しました。
そのうえで、「イスタンブール征服は、人命や財産の安全が保障されていなかった都市に、何世紀にもわたる平和と安定をもたらした出来事だった」と述べました。また、「あらゆる出自、信仰、思想を持つ人々に、それまでになかった寛容さと尊重が与えられたことを意味する」と説明しました。
さらに、「地域に混乱を生み出していた中心地を終わらせる代わりに、正義と公正の灯火がともされた出来事だった」との見解を示しました。
「トルコ国民のかけがえのない都市」
エルドアン大統領は、故歴史学者ハリル・イナルジュク氏の見解を引用しながら、ファーティフ・スルタン・メフメトが征服のために大きな努力を重ね、その後コンスタンティノープルを慈善基金や公共機関を通じて壮麗なトルコ・イスラム都市へと発展させたと述べました。
また、預言者ムハンマドの言葉として伝えられる「イスタンブールは必ず征服される。その都市を征服する指揮官はなんと立派な指揮官であり、その軍はなんと立派な軍であろう」という有名な伝承にも言及しました。
エルドアン大統領は、1453年の征服を1071年のマラズギルトの戦いから続く勝利の連なりの中で最も輝かしい環であると位置付け、トルコ民族が理想を追求する中で成し遂げることのできる力を示した出来事だと述べました。
さらに、イスタンブールは1453年以来、国民にとって「かけがえのない存在」であり続けていると強調しました。その一方で、征服の歴史的意義やイスタンブールの歴史的アイデンティティに異議を唱える声については、征服とその遺産を受け入れられない考え方の表れだとの認識を示しました。





















