外務省のNSosyalアカウントに投稿されたメッセージでは、33年前に発生した人種差別的なゾーリンゲン放火事件で命を落とした5人のトルコ系市民に対し、敬意と哀悼の意が表されました。
また、「この攻撃で家族を失いながらも、冷静さと自制を呼びかけ続け、模範的な姿勢を示した『ビルゲ・アナ(賢母)』メヴリュデ・ゲンチ氏を、この機会に改めて敬意と感謝の念をもって追悼する」と表明されました。
さらに投稿では、トルコが近年高まる人種差別、外国人排斥、そしてイスラム嫌悪に対する闘いを、あらゆる国際的な場で断固として続けていくとの考えが示されました。
ゾーリンゲン事件
1993年5月29日、ドイツ西部ノルトライン=ヴェストファーレン州ゾーリンゲン市で、ゲンチ一家の住宅が極右思想を持つ若者らによって放火されました。この事件で、ギュルスン・インジェさん(28歳)、ギュリスタン・オズテュルクさん(12歳)、ハティジェ・ゲンチさん(19歳)、ヒュリヤ・ゲンチさん(9歳)、サイメ・ゲンチさん(5歳)の5人が死亡しました。
逮捕された犯人のマルクス・ガルトマン、フェリックス・ケーネン、クリスティアン・レーアー、クリスティアン・ブッフホルツは、裁判で言い渡された禁錮刑の服役を終えた後、釈放されました。身元は変更され非公開とされており、現在もドイツ国内で生活しているとされています。
事件で5人の家族を失ったメヴリュデ・ゲンチ氏は、その後も長年にわたりトルコ系住民とドイツ社会の共生や団結を訴え続けましたが、2022年10月30日に逝去しました。





















