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イスラエル、F35戦闘機の航続距離延長へ 約50億円の契約締結
イスラエルの防衛省は、エルビット・システムズの子会社サイクロン社との今回の契約は、長距離作戦能力の強化を目的としたものだと説明しています。
イスラエル、F35戦闘機の航続距離延長へ 約50億円の契約締結
イスラエル空軍のF35戦闘機が、イスラエル主催の航空演習「ブルーフラッグ」で飛行する様子。(2019年11月11日) / Reuters

イスラエルは、F35「アディル」戦闘機の航続距離延長能力の開発に向け、3400万ドル(約50億円)超の契約を締結したと発表しました。

防衛省が木曜日に公表した声明によると、防衛調達局がエルビット・システムズの完全子会社、サイクロン社と契約を締結したということです。

契約の対象は、ロッキード・マーティン社製のF35「アディル」戦闘機への「航続距離延長能力の開発」で、もともとF16向けに設計されたサイクロン社の既存技術をもとにした外部燃料タンクの開発と機体への統合が含まれるとしています。

契約総額は3400万ドル、イスラエル通貨で1億シェケルを超えるということです。

防衛省によると、今回の新たな能力によって、作戦行動半径の拡大や空中給油への依存度の低減、長距離任務における作戦上の柔軟性向上が見込まれるとしています。

契約の締結は、中東地域の緊張が高まる中で行われました。今年2月28日に米国とイスラエルがイランを攻撃して以降、イランはイスラエルや湾岸地域に駐留する米国軍関連施設を抱える同盟国への報復攻撃に踏み切るとともに、ホルムズ海峡を封鎖しました。

4月8日にはパキスタンの仲介により停戦が発効したものの、イスラマバードでの協議は恒久合意に結びつかず、トランプ大統領がその後、期限を設けない形で停戦を延長しました。

イスラエルのメディアによると、テヘランとワシントンの協議が決裂した場合に備え、イスラエル軍はイランとの戦闘再開を想定した警戒レベルを引き上げているということです。

情報源:AA