原油価格は金曜日、アメリカとイランが湾岸地域で攻撃を激化させたことを受け、ホルムズ海峡を通る原油輸送の停滞や、紅海でさらなる供給途絶が起きるとの懸念が強まり、上昇しました。
GMT午前3時12分の時点で、北海ブレント原油先物は1バレル=84ドル93セントと、70セント、率にして0.83%上昇しました。アメリカ産標準油種のWTI原油先物も、81セント、1.03%上昇して1バレル=79ドル76セントとなり、前の取引日の下落分を取り戻しました。
今週に入って、両指標はいずれもおよそ12%上昇しています。ブレント原油は3週連続、WTI原油は2週連続の上昇となる見通しです。
アメリカ中央軍によりますと、6日連続で攻撃が続く中、アメリカ軍は15日の水曜日、イラン南部沿岸付近の標的に対して2度にわたる空爆を行い、16日の木曜日にも攻撃を続けました。これを受け、原油価格はさらに上昇しました。
一方、カタール国防省は、軍が17日の金曜日の早朝、イランによるミサイル攻撃を阻止したと発表しました。内務省によりますと、迎撃の際に飛散した破片によって、子ども1人がけがをしました。
国際エネルギー機関のファティ・ビロル事務局長は、エネルギー安全保障が依然として大きな懸念材料になっていると強調しました。木曜日にワシントンで開かれた外交問題評議会のイベントで、今後数週間以内に状況が改善しなければ懸念すべきであり、自身も強く懸念しているとの認識を示しました。
さらに供給不安を高める動きとして、複数の関係筋はロイター通信に対し、アメリカがイランのエネルギーインフラを攻撃した場合に備え、イランがフーシ派に対し、紅海の海上輸送ルートを封鎖する準備を進めるよう指示したと表明しました。




















