トルコのエルドアン大統領は、トルコを適切な形で取り込まないヨーロッパの枠組みは「危機対応において不完全で脆弱なままだ」と述べました。
大統領はヨーロッパ・デーにあわせて発表したメッセージで、欧州統合の基礎を築いたシューマン宣言はEUの象徴であるとしたうえで、「平和と協力、相互尊重をもとに、この大陸に共通の未来を築くという決意を示すものだ」と述べました。メッセージはトルコ政府のコミュニケーション総局が国内SNS「NSosyal」を通じて公表しました。
大統領はまた、76年前に確立されたEUの創設理念が、戦争や政治的不安定、経済的課題といった複数の世界的危機によって今まさに試されていると指摘しました。
そのうえで、世界的な広がりを持つ戦争や政治危機、経済的課題を踏まえ、EUはより包括的で結束を重んじた政策を推進することが急務だと訴え、加盟候補国であるトルコはこのプロセスで「不可欠な存在」だと強調しました。
エルドアン大統領はさらに、トルコは正式加盟を視野に相互義務を履行しながらEUとの関係を「双方にとって有益な形」で発展させる方針だと表明し、EU側にも同様の誠実な意思を示すよう求めました。
「これまで繰り返し述べてきたとおり、EUがトルコを必要とする度合いはトルコがEUを必要とする度合いを上回っており、その差は将来さらに拡大するものと見込まれる」と述べました。
エルドアン大統領はまた、ヨーロッパ・デーがこの地域に平和と繁栄、連帯をもたらすよう願うとしたうえで、ヨーロッパ各国の国民とトルコ市民に祝意を表しました。
情報源:TRT World & Agencies














