アルゼンチン全土の主要都市で何万人もの市民が街頭に繰り出し、ハビエル・ミレイ大統領による公立大学への予算削減に抗議しました。
ブエノスアイレス中心部では大勢の群衆が政府庁舎に向けて行進し、国内の高等教育の財政基盤を揺るがす予算不足を糾弾しました。
アルゼンチンの公立大学制度は1949年から授業料無償を維持しており、これまでにノーベル賞受賞者を5人輩出しています。
議会は昨年、運営費の確保と教員給与引き上げのための法律を可決しましたが、政府は同法律の合憲性を司法で争っているとして実施を見送っています。
ミレイ大統領はかねてより大学キャンパスを「ウォーク」思想の洗脳の温床と批判しています。
同大統領は財政支出に「チェーンソー」を入れるとした計画の一環として、大学予算を大幅に削減してきました。
圧力下に置かれる大学
火曜日の抗議集会にはあらゆる年齢層の市民が参加しました。ミレイ大統領は経済活動の低迷と失業率の上昇を背景に支持率が低下しています。
一連の汚職スキャンダルも国民の反発を強めており、特にアドルニ官房長官の支出をめぐる疑惑が注目を集めています。
ミレイ政権は、厳しい財政緊縮の中で義務的な予算増額には応じられないと主張しており、この問題は最高裁判所に持ち込まれる見通しです。
ミレイ大統領が2023年末に就任して以来、教授陣の実質給与はインフレを考慮すると約33パーセント低下しています。
情報源:TRT World & Agencies








