トルコ共和国国防省は、トルコ、パキスタン、サウジアラビアの3か国が締結した防衛協定について、共同の軍事能力を向上させることを目的としたもので、いかなる国も共通の敵や敵対国と位置付けるものではないと発表しました。
国防省の週間記者会見で、広報担当のゼキ・アクトゥルク海軍准将は、協定の主な目的について、地域の安全と安定への貢献、軍事協力の強化、そして危機が発生した際の共同対処能力の向上だと説明しました。そのうえで、「この協定は防衛を目的とするものであり、いかなる国も共通の敵や敵対国と位置付けていない」と述べました。
アクトゥルク准将は、軍事協力を段階的に発展させる計画だとし、「まず指揮所演習や野外演習から開始し、その後、陸・海・空軍、防空、無人システムを含む共同演習を実施することを目指している」と述べました。
また、防衛産業での協力も協定の重要な柱だと強調し、「製品やシステムの調達だけでなく、共同開発・生産、技術協力、さらに持続可能な整備・兵站支援の確保を目指している」と説明しました。特に、無人・自律システム、電子戦、AIを活用した能力が優先的な協力分野に位置付けられています。
さらにアクトゥルク准将は、「メッカ共同防衛協定」の国際的な安全保障体制における位置付けについて、「NATOに代わるものでも、競合するものでもない。地域の安全と安定に貢献することで、国際的な安全保障体制を補完する枠組みとして位置付けられている」と述べました。
















