トルコのエルドアン大統領は、数十億ドル規模の輸出契約や実戦で実証された国産システムを挙げながら、トルコが防衛・航空・宇宙産業における世界的な新興大国の一つになったと述べました。
大統領はイスタンブールで開催された「SAHA EXPO 2026国際防衛・航空・宇宙産業見本市」で、トルコは「防衛・航空・宇宙の分野で世界的に輝かしい実績を持つ国々の中に、誇りをもってその名を刻んだ」と語りました。
「トルコの防衛産業は今や、自国周辺にとどまらず世界中から求められ、信頼され、選ばれるエコシステムになった」と述べました。
エルドアン大統領は、見本市で締結された182件の協定による総取引額が80億ドルに上り、うち60億ドルが輸出向け契約だったと発表しました。
さらに、2026年1月から4月のトルコの防衛輸出が前年同期比28%増の28億7000万ドルに達したと明らかにしました。
「『できない』と言った者たちに、われわれは自ら開発し、戦場で実証した製品で答えてきた。今日のSAHA2026でもそれを示している」と語りました。
「平和が支配する未来」
エルドアン大統領は、防衛分野での国家目標を国内の結束と安定に結びつけ、軍事的抑止力と並ぶ安全保障の重要な柱として「内部戦線」の強化を訴えました。
「わが国の内なる要塞を固めるうえで最も戦略的な一歩が、18か月目を迎えた『テロなきトルコ』のプロセスと、テロなき地域の実現という目標だ」と述べました。
大統領はこの取り組みを、地域の覇権争いに対して「国民の意識と心に築かれた堅固な拠点」と位置づけたうえで、トルコと近隣諸国の内部を共に強化することで「平和が支配する未来」の実現を目指すものだと強調しました。
エルドアン大統領はSAHAイスタンブールについても言及し、1300社超の加盟企業と30大学が参画するヨーロッパ最大の防衛・航空産業クラスターだと紹介したうえで、「防衛産業における完全自立という目標を達成するまで、休むことなく取り組んでいく」と力強く表明しました。
イスタンブール・エキスポセンターを会場に5日間の日程で開かれている「SAHA2026」では、トルコ各社が最新鋭の製品を出展しており、土曜日に閉幕する予定です。
同イベントはトルコおよびヨーロッパ最大の防衛・航空・宇宙産業クラスターが運営しています。














