トルコ海外経済評議会(DEİK)は、「トルコなくして強いヨーロッパは実現しない」として、ドイツのメルツ首相らヨーロッパの首脳に対し、停滞するトルコのEU加盟プロセスの再活性化を求めるキャンペーンを展開しました。
DEİKは今週、ヨーロッパ・デーに合わせた取り組みの第2弾として、ドイツ紙「ビルト」に全面公開書簡を掲載しました。このキャンペーンは、1月にフィナンシャル・タイムズ紙に掲載した同様の訴えに続くものです。
DEİKは、長年にわたる加盟交渉の停滞を受けて「パラダイムシフト」を求め、移民問題・人口動態の変化・人工知能の急速な普及・エネルギー転換といった課題を背景に、トルコのEUの経済安全保障・防衛体制への統合が戦略的な必要性になっていると主張しました。
書簡ではまた、ミュンヘン安全保障会議でのメルツ首相の先見的なアプローチを引用し、トルコの完全統合がEUの世界的な大国としての台頭に不可欠だと指摘しました。
そのうえで、トルコの経済界がヨーロッパのサプライチェーンに長年組み込まれてきたとして、EU加盟への明確な道筋を示すことがブリュッセルとアンカラの間の戦略的明確性と相互信頼の回復につながると訴えました。
DEİKはさらに、地政学的な分断が深まる中、ヨーロッパの競争力強化のためにEU・トルコ間関税同盟の早急な近代化が不可欠だと求めました。
DEİKのトルコ・ヨーロッパビジネス評議会のメフメット・アリ・ヤルチンダー会長は、今後フランス・イタリア・ベルギー・オランダの主要紙にも同様の公開書簡を掲載し、キャンペーンを拡大する方針を明らかにしました。
同氏は「トルコとEUの関係の未来は、単なる経済的パートナーシップではなく戦略的必要性だ」と強調し、大学・市民社会団体・シンクタンクへの働きかけも続けていく考えを示しました。












