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ペルー大統領選決選投票前に候補者サンチェス氏、不正資金疑惑
検察当局は、ロベルト・サンチェス氏とその兄弟ウィリアム・サンチェス氏が、政党の財務申告書に記載されていない様々な献金を受け取っていたと主張しています。
ペルー大統領選決選投票前に候補者サンチェス氏、不正資金疑惑
ペドロ・カスティジョ政権で大臣を歴任したサンチェス氏は、最新の世論調査でフジモリ候補と横一線の戦いを繰り広げています。 / Reuters

ペルーの検察当局は、決選投票を数週間後に控える中、首位候補のロベルト・サンチェス氏が不正資金操作と虚偽の行政申告を行ったとして、禁錮5年4か月を求刑しました。

1月15日付で検察庁が発行し火曜日に公開された起訴状では、サンチェス氏が自身の政治運動「フントス・ポル・エル・ペルー」の資金を個人口座に流用したと指摘しています。

この報道は、最終開票結果でサンチェス氏が6月7日の決選投票でケイコ・フジモリ候補と争うことが確定したのと同じタイミングで明らかになりました。

検察当局によると、サンチェス氏と兄弟のウィリアム・サンチェス氏は、政党の財務申告書に一切記載のない各種献金や党費として約28万ソル(8万ドル以上)を受け取ったとされています。

捜査は2018年から2021年にかけて提出された一連の報告書に焦点を当てており、この期間には地方選挙、立法選挙、2021年総選挙が含まれます。

検察当局は禁錮刑に加え、サンチェス氏がフントス・ポル・エル・ペルー党から大統領職に就くことへの「永久資格剥奪」も求めています。

選挙前の審問

起訴状の正式提出に向けた審問は5月27日に予定されており、ペルー国民が次期大統領を選ぶ投票日のわずか11日前となります。

審問では担当判事がサンチェス氏に対する正式裁判の開始に足る証拠があるか判断します。裁判に進めば、フジモリ候補への対抗票の取りまとめを目指すサンチェス氏にとって前例のない法的障壁となる可能性があります。

ペドロ・カスティジョ政権で大臣を務めたサンチェス氏は、最新の世論調査でフジモリ候補と拮抗しています。

弁護団はこれまで一貫してこうした捜査を「司法による迫害」と退けており、政治的盟友らはサンチェス氏が常に司法に協力してきたと強調しています。

情報源:TRT World and Agencies