トルコのハカン・フィダン外相は、イランのアッバス・アラグチ外相と電話会談を行いました。
フィダン外相は、アメリカとイランの間で成立した合意について歓迎の意を伝えたうえで、今後行われる補完的な協議についても、前向きな結果につながることを期待していると述べました。
また、合意を妨害しようとする挑発的な動きには十分警戒する必要があると強調し、トルコは今後も地域の平和、安定、そして平穏の強化に向けた取り組みに、揺るぎない姿勢で貢献していく考えを示しました。
米国とイランが和平合意
一方、パキスタンのシャバズ・シャリフ首相は、アメリカとイランの交渉が合意に達したと発表しました。
シャリフ首相は、「集中的な協議の結果、アメリカとイランが和平合意に達したことを発表できることをうれしく思う。両国は、レバノンを含むすべての戦線における軍事作戦を、直ちにかつ恒久的に停止することで一致した」と述べました。
また、正式な署名式は6月19日金曜日にスイスで行われると明らかにしました。
シャリフ首相、トルコに謝意
さらにシャリフ首相は、合意の実現に向けたトルコの貢献に謝意を示し、「紛争の外交的解決に向けて尽力したアメリカとイランに感謝する。また、仲介役を務めたカタールの指導者にも、この合意の実現に向けた支援に対し、心から感謝している。さらに、この問題で大きな役割を果たしたサウジアラビアとトルコの先見性ある指導力に、特別な謝意を表したい」と述べました。
イラン、米国との合意成立を確認
一方、イランのカゼム・ガリババディ外務次官も、アメリカとの合意成立を認め、覚書が6月19日にスイスで正式に署名されると明らかにしました。
イランのタスニム通信によりますと、ガリババディ次官は、「覚書の文書は完成しており、『イスラマバード覚書』の正式な署名式が金曜日にスイスで行われる。両国代表団は今後の枠組みを定めるための協議を続ける」と説明しました。そのうえで、「それまでに、アメリカ側による戦争終結、封鎖解除、資産凍結の解除に関する約束が履行されるか確認される。今後60日間の協議は、アメリカがこれらの約束を実行するかどうかにかかっている」と述べました。
また、署名後の60日間で、制裁措置、核開発計画、経済発展の枠組みなどについて協議が行われるとしています。
さらに、この合意にはレバノン情勢も含まれているとしたうえで、「レバノンを含む複数の戦線における戦争と軍事作戦の終結が、今夜発表される」と説明しました。
ガリババディ次官は、合意文書には「イランの重要な要求がすべて盛り込まれている」と述べ、6月19日の署名式に先立ち、合意文書の内容が公表されるとの見通しを示しました。
また、イスラエルによるレバノンへの攻撃を受け、イラン軍が反撃の準備を進めていたことが、アメリカのドナルド・トランプ大統領がイスラエルに対して一定の圧力をかけることにつながり、合意文書の一部内容の進展を後押ししたとの見方を示しました。
その一方で、ガリババディ次官は、合意後もイラン軍は「敵のいかなる計画にも対抗できるよう、常に備えている」と強調しました。




















