トルコのメフメト・ファティフ・カジュル産業技術相は、大規模な投資と新たな国家行動計画を通じて、人工知能(AI)分野で世界をリードする国の一つになることを目指していると述べました。
カジュル産業技術相は10日の木曜日、イスタンブールで開催された「GITEX AI Türkiye」で演説し、政府が国内のイノベーション・エコシステムを拡大するため、幅広い支援を行っていると説明しました。
カジュル産業技術相によりますと、トルコには現在1,700の研究開発センターがあり、115のテクノパークで1万3,000社を超える企業を支援しています。
また、政府による「ファンド・オブ・ファンズ」の仕組みを通じて、スタートアップ・エコシステムに28億ドルの資金が動員されました。さらに、最近発表された3億ドル規模のベンチャーキャピタルへの資金拠出により、7億5,000万ドルを超える資金が業界に呼び込まれる見通しだとしています。
トルコには現在、国内で「Turcorn」と呼ばれるユニコーン企業が8社あり、今後10万社のテクノロジー・スタートアップの創出を目指しています。
政府はまた、イスタンブールを国際的なテクノロジー拠点としてさらに発展させるため、旧アタテュルク国際空港のターミナルを、カジュル産業技術相が「世界最大」とするスタートアップ拠点へと転換する計画を進めています。
AIへの投資とインフラ整備
カジュル産業技術相は、AIに特化したベンチャーキャピタル・ファンドに、政府が1億5,000万ドルを拠出する方針を明らかにしました。
また、政府による総額300億ドル規模の支援策「HIT-30」には、デジタル変革の加速を目的とするAIプロジェクト向けの16億ドル規模の支援が含まれています。
「2026~2030年AI行動計画」では、公共投資プログラムの少なくとも2%をAIプロジェクトに充てる方針です。
さらに2030年までに、国内のデータセンター容量を1ギガワットまで拡大するとともに、クラウド技術やデジタルインフラ分野で少なくとも100億ドルの民間投資を呼び込むことを目指しています。
カジュル産業技術相はさらに、トルコの大規模言語モデル「BİLGE」の最初のバージョンを、近く開発者向けに公開する予定だと明らかにしました。
また、トルコ国産の完全電気自動車「TOGG」にも言及し、現在およそ12万台が国内を走行していると述べました。



















