トルコのアルパルスラン・バイラクタル・エネルギー・天然資源相は、トルコがクリーンエネルギーへの移行と気候変動対策の一環として、エネルギー安全保障、エネルギー自立、そして2050年代初頭までのカーボンニュートラル達成という3つの主要課題に重点を置いていると述べました。
バイラクタル大臣は演説の中で、近年の世界的な不確実性や紛争がエネルギー分野に大きな変化をもたらしており、中東での戦争をめぐる最近の危機によって、エネルギー安全保障の重要性が改めて浮き彫りになったと指摘しました。
また今回の危機では、特にホルムズ海峡を経由してエネルギー供給を受けているアジア諸国がさまざまな対策を講じたほか、トルコを含む欧州諸国もエネルギー価格の上昇から国民を守るための措置を実施したと説明しました。
そのうえで、「エネルギー安全保障は、すべての国にとって不可欠な要素だ。世界は急速に電化へ向かっている。今年のCOP31でトルコが提唱したテーマの一つも電化だ。今後は特に人工知能やデータセンター、電気自動車、冷房需要の拡大によって、電力消費はさらに増加していくだろう」と述べました。
さらに、原子力発電はトルコにとって極めて重要だと強調し、「トルコは原子力発電を導入しなければならない。温室効果ガスを排出せずに電力を生み出す有効な方法の一つだからだ」と語りました。
また、トルコはこれら3つの課題に同時に取り組みながら、増加する電力需要に対応するため再生可能エネルギーの導入を加速させているほか、省エネルギーの観点から改善の余地がある分野にも重点的に取り組んでいると説明しました。


















