ユーラシアの主要国の首脳らが来週、関係改善の動きや根深い対立、地域紛争が交錯する中、上海協力機構(SCO)首脳会議に出席するため、キルギスの首都ビシュケクに集まります。
中国の習近平国家主席、インドのナレンドラ・モディ首相、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、上海協力機構の創設25周年にあわせ、9月1日に開催される首脳会議に出席します。
今回の会議は、長年にわたる国境をめぐる緊張を経て、中国とインドの関係に改善の兆しが見られる中で開かれます。また、インドとパキスタンが2025年の短期間の軍事衝突の余波への対応を続ける中での開催となります。
アメリカからの経済的圧力が強まる中、イランのマスード・ペゼシュキアン大統領も首脳会議に出席します。中東やウクライナ、アフガニスタンで続く紛争や不安定な情勢が、主要な議題になるとみられています。
上海協力機構(SCO)とは?
上海協力機構の前身は、ソビエト連邦崩壊後の軍事的緊張の緩和と国境問題の解決を目的に、中国、ロシア、カザフスタン、キルギス、タジキスタンが1996年に設立した「上海ファイブ」です。その後、2001年にウズベキスタンが加わり、上海協力機構として正式に発足しました。
SCO加盟国はおよそ34億人の人口を抱え、世界のGDPのおよそ25%を占めています。NATOやEUとは異なり、軍事同盟でも経済連合でもなく、安全保障協力や経済関係、外交のための枠組みとなっています。
ビシュケクで注目される首脳会談
ヒマラヤ地域の国境問題をめぐって長年緊張が続いてきた中国とインドが関係改善を目指す中、習国家主席とモディ首相の会談には特に注目が集まります。
また、カシミール問題が依然として両国間の大きな火種となる中、今回の首脳会議では、モディ首相とパキスタンのシャバズ・シャリフ首相が、両国による短期間の軍事衝突から1年以上を経て初めて顔を合わせることになります。
イラン国営通信IRNAによりますと、アメリカがイランと取引を行う国や組織に対する二次制裁の強化を警告する中、ペゼシュキアン大統領は首脳会議にあわせてプーチン大統領と会談する予定です。



















